こんにちは、Life is 家具マルミヤ 三代目代表の太田です。
前回にデザインが迷走に入ってしまったわけですが、
ある朝4歳の息子が「パパ、椅子ができたから見てみて」とのこと
それがこちら↓
以前製作していたキッチンカウンター用スツールの上に
ウォールナット材でつくった鍋敷をおいて背もたれにしているそうです。
絶妙なバラランスに自立していて感動したと同時にこの三角形の構造が何か使えないだろうか?
息子よありがとう。一歩前に進めそうな気がする。
そこから何枚もデザインと図面を書いて試作がスタート
いくつか書いた中で特にデザインが良さそうな渾身の試作がこちら↓
ノックダウン構造(天板・脚がバラせるだけじゃなく、1本脚自体もバラせる)でよくこれ正確につくってくれました。
加藤くん(当社マルミヤの自慢の職人さん)またピックアップして紹介します、ありがとう。
こちらをお客様にもご覧いただき満足いただきました。
しかし私の求める安定性だけクリアできておらず(求めるレベルが高すぎるのかもしれませんが)どうにかできないものか?
柱の支点を外側に持っていけばいいのか?
土台の角度をずらして安定しないものか? 考えをめぐらしてみます。
丸形のテーブルにおいて三角形(3本支点の120度)での構造体自体に、てこに対して限界があることがわかりました。
ここはきっぱり切り替えて4本支点での構造体のデザインを検討することにしました。
切り替えられたことでここから急ピッチで作業が進むことになります。
ベースの形ができあがったことで後はディテールを詰めていく作業(少し前のブログでN700系デザインの箇所のデザインや旋盤で加工した柱のショート動画も完成系ディティールの一部です。)
よかったら製作過程の記事も御覧ください。↓
次回 最終 完成と納品を紹介