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Monthly Archives: 3月 2023

開発中と手仕事中

| 仕事現場 投稿者: .

こんにちは、三代目代表の太田です。

 

只今新商品開発をいくつか並行させているので毎日頭の中はどうやったらお客さんが喜んでもらえるるような商品になるか?仕様を設計図で数値表現できるか?没頭しています。

 

開発頭中、思い出す言葉があります。

宮崎駿監督の言葉

「考えるんです、本当に考えると鼻の奥が血の匂いがしてきます

人間の脳みその表面の部分でものを考えている、その人に無意識っていう層がありますけど

そのさらに下にはもう少し暗い部分があると思ってます。意識した部分でつくってるとどっかでつまらないんですよね

ところが無意識っていうのは簡単に出てきてくれないんです、中からぷっと出てくるんです

でも無意識だけでは足りなくて、その無意識のさらにもっと奥の方からでてくるには相当血の匂いを嗅がないといけないんです」

 

開発者にはあるる共感だと思います。

 

図面作成で発見できることもありますが、頭をスッキリさせる意味でも製作現場へ足を運びます。工場で加工中の素材と向き合うことで改良点や何かしらの気づきがあったりします。

今日は工場での手仕事の一部撮影してきましたので紹介します。

 

工場長加藤くんは新作のソファーアームをカンナで整形中です。家具職人の見せ所、これから削り込んで素晴らしいものにしてくれそうです。

 

 

高野くんが木庵TVボードのフレームをカンナで仕上げています。ウォルナットの削り跡がきれいですね。

 

サンドペーパー仕上げよりもカンナ刃で仕上げたほうが盤面の光沢感も出て塗装面の強化もできます。

木庵TVボードをお待ちのお客さま楽しみにしていてください!

モリコロパーク訪問

| 人柄 価値観 投稿者: .

こんにちは、Life is 家具マルミヤ 三代目代表の太田です。

昨年愛・地球博記念公園 こと モリコロパークへ行ってきました。

モリコロパークの中にジブリパークもオープンしたばかり。青春の丘の入場抽選が当たった報告を受け私も便乗してきた次第です。

家具屋の視点になりますが魅力がつまった場所でしたので雑談交えて少し紹介してこうと思います。

 

まずはモリコロさん、

最近製作に上がっていた緑カバーのビオソファーが上がってきていたのを思い出させます。モコリロ色カバーと名付けておこうと思います。

緑は中間色でベージュやグレーとの相性もよくインテリアに取り入れるのがおすすめな色です。

観葉植物などで緑色を入れることが多いですが布カバーで取り入れるのも1つの方法かと思います。

 

モリコロパークは敷地が広大で散歩しながらどんぐり探しや木の実を見つけるのも楽しいです。

公園池側にこんな一息つける場所を発見しました。

ここに座って野鳥の鳴き声を聞くのも良かったです。

10年以上前に商品化した半円ベンチを思い出しました。

当時の撮影風景

 

最後にジブリパークです。

ジブリ作品『耳をすませば』でお馴染みの地球屋の原寸大です。

地球屋はアンティーク家具や時計の修理を行う店。

2Fが入り口でからくり時計や人形、木馬が置かれていてやや暗めの雰囲気いいですね。

私が感動したのは1Fのバイオリン工房です。

↑内観が撮影できないのでパーク側から撮影しました。煙突がついた右側の部屋が特に良かったです。私は雨好きなんですがこの部屋で雨の音を聞きながら作業したら素敵だな、なんて想像していました。

内装に私も好きなホワイトオーク材!?を使用していて雰囲気が出ています。

階段も重厚感が出ています。

工房内にあるノミやカンナも普段我々が使用してものなど本物でびっくり!

実際のバイオリン職人の方が協力してつくりこんでいったそうです。

細部のつくりこみが良くいい仕事しています。

これだけモノが溢れかえっている現在で丁寧な仕事をすることの大切さを感じ私も気を引き締められた気持ちでした。

室内は撮影不可でしたので、ぜひご自分で見て触れに訪れてみてください。

私もまた機会をつくって来てみたいと思います。

一日いい体験となりました。ありがとうございました。

よく働いてくれた名機に感謝

| 仕事現場 投稿者: .

こんにちは、Life is 家具マルミヤ 三代目代表の太田です。

ご無沙汰しております、ブログ更新が出きれいませんでしたが再開いたします。

さて本日は長らく活躍してくれた服部機械の自動カンナ盤(JP-18)卒業式となりました。

昨年9月の台風時にこちらの機械も下側が浸水してしまった際から調子が悪くなり部品調整をしたり修理しながら使用してきました。

いよいよ調整できる範疇を越え、かつ修理部品も調達できないこともあり卒業してもらうことにいたしました。

ジャッキで動かして見ると内側もサビが回ってしまっているのがわかります。

使用する社員職人の安全を考慮にいれて新たに中古の自動カンナ盤を迎えることにいたしました。

新しく迎えた自動カンナ盤は鋳物製で車1台分くらいの重量があります。

幅500の硬木広葉樹でもガンガン削ってくれそうです。

今後の活躍に期待です。