こんにちは、三代目代表の太田です。
頼まれごとが一見単純なことな用で実はやって見ると難易度が高いなんてことありませんか?
例えば
「ものすごく小さい針の穴に針穴と同じ太さの糸通しといて」
そのままやっても全く入らない、、
こんな経験誰でも一度はあるかと思います。
今回はそんな単純な用で難しい頼まれごとです。
こちら民芸の名作ベンチ、丁寧に使われていて状態も良くどこをどうしたいんするんですか?謎謎です。
はい正解は、、、、
背の上半分を切ってくれますか?
わかりました!二つ返事でお受けいたしました。
一見ただのこぎりで切ればいいではないか?
はいここでまた問題になります。
のこぎりについて少し補足します。
木材を切るのこぎりやチップソーは切断面の抵抗を減らすためと木くずの排出をスムーズにするために刃物の先端が1つとばしで左右に開いています。↓
この構造のおかけでサクサク切れてくんですが同時に左右の刃先の幅が塗装面を傷つけてしまいます。通常傷防止のために薄いアクリル板などをノコ面に当てながら切ったりします。
もしも笠木に傷がついた際は塗装でカバーします。
狭い道を車ですれ違う際左側に寄せて慎重にアクセルを踏む時の気持ちです。
結果↓すごいですね完全フラットです、これどうやったんでしょうか?私にもわかりません。・ω・
切断面の柄もここまできれいならばこのまま残してもいいくらいですね。
丸棒の断面がカルピス(パッケージ水玉)のようで綺麗です。
加工断面の木痩せも少なく製作時の材料状態と丁寧な加工が見受けられますね。
お客さんとも相談してこのまま残すことになりました。
ハイバックからローバックでだいぶスッキリしました。これからまた長く活躍してくれるでしょう。
単純なことでしたが感動がまた1つありました。
社員の職人に感謝感謝👏